校長挨拶

ご挨拶
愛知県立一宮北高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本校は、愛知県西部、清流・木曽川を望む緑豊かなこの地に、地域の皆さまからの熱い要望を受け、昭和50年に開校いたしました。
創立以来、「高い理想と絶えざる努力」「格調ある校風」「形から魂への教育」という、初代校長・鬼頭有一先生の掲げられた教育理念を礎とし、その精神を今日まで大切に受け継いでまいりました。

本校の使命
現代社会は、人口減少や経済の停滞、予測困難な情勢など、複雑かつ多層的な課題に直面しています。このような不透明な時代だからこそ、地域に根差した公立高等学校が果たすべき役割とその存在意義が、改めて問われています。私たちは、この不確実な社会にしなやかに適応しながら、より良い未来社会の構築に向けて果敢に挑戦する「意思」と「行動力」を備えた若者の育成こそが、本校の使命であると考えています。

学びを動かす教育の推進
本校では、教育の核である授業を中心に、探究学習や特別活動を関連づけながら、生徒の学びを学校全体で高める教育を推進しています。
■知能・知性の伸長
授業を通して学力の基盤となる論理的思考力を養うとともに、総合的な探究の時間における「問いを立て、調査・分析し、発信する」サイクルを通して、正解のない課題に向き合う知性を育みます。
■非認知能力の育成
ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事、そして部活動や地域貢献活動を人格形成の柱として位置付けています。これらの活動を通じ、仲間と協働する力、やり抜く力、そして失敗を恐れず困難を乗り越える力を身につけていきます。

未来を切り拓く多様な学びの体系
生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、主体的に未来を選択できるよう、本校では以下のとおり、専門性と多様性を兼ね備えた教育課程を編成しています。
■普通コース
多様な進路希望に対応し、深い学びと探究的な学びを両立させるべく、3つの系を設置しています。
・文系:人文・社会科学への理解を深め、多角的な視点から社会を考察する力を養います。
・理系:自然科学や数学的思考を基盤に、論理的な分析力と課題解決能力を磨きます。
・国際探究系:国際的な視野を養い、語学力の向上と探究型の学びを通して、批判的思考力やプレゼンテーション力を育成します。
■福祉実践コース
看護・リハビリテーション・幼児教育などの福祉分野に高い関心を持つ生徒を対象としています。実践的な学びや校外体験を通して専門性を高め、将来、福祉の現場を担うリーダーとして活躍できる人材を育成します。

結びに代えて
「地域とともに歩む公立高等学校の価値とは何か」という問いに対し、私たちは「理想を語り、現実を直視し、失敗を恐れず行動する」という決意をもって向き合ってまいります。生徒たちが高い志を抱き、自らの手で未来を切り拓く力と、社会に貢献する心を育めるよう、教職員一同、誠実に教育活動に取り組んでまいります。今後とも、本校の教育活動へのご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

令和8年4月1日
愛知県立一宮北高等学校長 鈴木 弘美

校歌 -たまきはるわが命-

「正誼明道」(せいぎめいどう)碑について

「正誼明道」は漢の武帝の時代の碩学董仲舒の名言「正其誼不謀其利、明其道不計其功」(其の誼を正して其の利を謀らず、其の道を明らかにして其の功を計らず)に拠る。

「誼」は「義」と同義で、「義」を正し、「道」を明らかにすることは、功利のためではなく、それ自体が人として求めるべきあり方であるということを述べた言葉とされる。

揮毫されたのは、戦前戦後を通じて政財界に大きな影響を与え、
「平成」の年号の考案者としても知られる安岡正篤(やすおかまさひろ)師である。

東洋古典研究・陽明学の大家としても知られる安岡師を、同じく漢籍の研究者であった本校初代校長の鬼頭有一先生も師と仰ぎ、自らが開設に携わった北高のために直接安岡師に依頼され、揮毫していただいたものとされている。

教育目標

シンボルマーク

己が行く手を示す北斗七星のようにあってほしい
という意味を持ち、
本校の第2の校章となっています。

  • 高い理想と絶えざる努力

  • 格調ある校風

  • 形から魂への教育

学習活動

「授業の充実こそ学習指導の要である。」との考えにもとづいて、真剣で魅力ある授業を展開するように心がけています。
予習・復習の徹底と習熟度に応じた指導を行っています。
1年生では英語・国語・数学で少人数指導を実施しています。

進路指導

きめ細かく、一人ひとりの能力や適正を分析し、類型・進路指導を適切に行っています。
また、3年間を通して、補習授業や実力考査等を計画的に実施し、全員に希望がかなえられるように指導しています。

生活指導

生徒全員が規則正しい生活習慣を身につけ、安全で楽しい高校生活が送れるように努力しています。
また、集団生活の中で社会性と自主性を身につけ、責任感のある生徒となるように指導しています。

道場箴規(どうじょうしんき)

旧制名古屋高商(現名古屋大学経済学部)の柔道場の壁に掲げられていたものである。
本校初代校長の鬼頭有一先生が、作者力富氏の了解を得て、これを道場に掲げると共に、好学の校風樹立の教材の一つとした。そしてそれが現代にまで受け継がれてきたのである。

1975年(昭和50年)4月に開校